愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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勝負下着


大鏡の前に私は裸で立った。
もう若くはないが、まだ見苦しい身体ではなかった。
大きくないが崩れていない乳房、締まった腰、自慢の長い脚。
先日買った勝負下着を着けた。
なかなか良い女じゃない。
これで誘わなかったら、あいつは男じゃないね。


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# by kikuryouran | 2015-10-26 06:30 | 平成夢譚 | Comments(0)

読んで頂いている方へ


読者は特殊な(?)嗜好の方ばかりで、最近はその種の話が少なくなった。
おそらく数人でしょうが、そんな定期的に読んで下さる方には申し訳ないことです。
『こんなものを読んでいる人がいるのだろうか。』と思いながら書いている。
ここしばらくアップしたものを読み直して、まだ自分が何を書きたいのかわからない。
しかし、たとえつまらないものばかりでも書くのは楽しい。
或る日突然、また更新しなくなるかもしれませんが、よろしくお願いします。


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# by kikuryouran | 2015-10-25 18:18 | Comments(7)

別れた理由


夫は簡単な愛撫だけで入ってきて、満足すると眠ってしまった。
私は燃え残りを自分の指で処理しなければならなかった。
結婚前の彼は、命を燃やし尽くすように愛してくれたのに。
こんなのは愛じゃないと思うと無性に腹が立ってきた。
彼の寝顔を見ながら、別れたい気持ちが初めて心をよぎった。
結婚してまだ数か月しか経っていない頃だった。


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# by kikuryouran | 2015-10-24 01:49 | 平成夢譚 | Comments(0)

武門の女


城受取りの使者を案内していた侍が顔色を変えた。
「これは見苦しいものを、すぐにも取り片づけますゆえに。」
一人の女が割腹していた。
「お家に殉じると申しておりましたが。」
「さすがに武門の御家柄、見事に意地を立てられた。」
受取りの使者は、死んだ女に深々と礼をして奥に入った。


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# by kikuryouran | 2015-10-23 04:31 | 女腹切り情景 | Comments(0)

好色な女


夫は義務のように私を抱き、私はドラマのような声を出した。
結婚して十年余り、「セックスのどこが面白いのか。」と思っていた。
或る日浮気をして、私はその喜びを知る。
夫と別れて何人もの男を渡り歩き、落ちるところまで落ちて今最期を迎えようとしている。
振り返って悔いはなかった。
楽しい人生だったと思っている。


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# by kikuryouran | 2015-10-22 02:58 | 平成夢譚 | Comments(0)