愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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女の独り言


恋もしたし、男を知らないわけでもない。
セックスが気持ちいいとも思わないけど、子供は産んでみたかった。
もうよほどでないと結婚は考えられない。
それでも時々、男としたくなる時もある。
自分の指で鎮める術も身につけた。
蜘蛛の巣だらけで毎月面倒なだけの場所だけど、女ももう上がりそうな齢になった。


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by kikuryouran | 2015-10-21 04:51 | 平成夢譚 | Comments(0)

恋心


いい加減でチャラチャラしててあんな奴、大嫌い。
だけどあいつのことを考えるとなぜか苦しくなる。
本当は会いたくて会いたくて。
好きで好きで恋しくて。
愛していると自分でもわかっている。
会いたい会いたい会いたい。


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by kikuryouran | 2015-10-20 12:01 | 平成夢譚 | Comments(0)

女の顔


突然の事故で妻が亡くなり、遺品を整理して不倫していたことがわかった。
「相手は誰だったんだ。」私は遺骨に話しかけた。
結婚して十年、夫婦の営みは淡白なものだった。
そんな彼女が、他の男とどんなセックスをしていたのか。
淫ら乱れる彼女を想像しようとしてもできなかった。
遺影はにこやかに笑っていた。


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by kikuryouran | 2015-10-19 00:13 | 平成夢譚 | Comments(0)

仲人口 


いい男っていうわけじゃないけどね。
あれぐらいなら浮気の心配もしなくて済むさ。
いい歳をしてまだ女も知らないんじゃないかね。
あんな男は股倉さえ掴んじまえばどうとでもなるよ。
金はないけど気は良いよ。
駄目かねぇ、いい出物だと思うけどね


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by kikuryouran | 2015-10-18 02:21 | 平成夢譚 | Comments(0)

殺人の教唆


「彼はあなたに頼まれたと言っています。」
「私は愚痴を言っただけなんです。」
「お金を渡したんでしょ。」
「あの子が可愛いかったから、お小遣いをやっただけですよ。」
「御主人が亡くなってどう思っていますか。」
「保険金も入りましたし、死んでくれてせいせいしてますけどね。」


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by kikuryouran | 2015-10-17 02:07 | 平成夢譚 | Comments(0)

旦那様の道具


奴隷市場で奥方様が召使を探していた。
前に進み出た若者が、自分を買って欲しいとお願いした。
裸にさせると、鍛えられた身体に見事な男根が草叢から垂れている。
「私は旦那様よりも素晴らしい喜びを教えてさしあげます。」と彼は自信あり気に言った。
「無礼者め、旦那様のお道具はそれほど粗末なものではないわ。」
彼女はその若者を買ってから、その場で首を刎ねさせた。


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by kikuryouran | 2015-10-16 01:09 | 平成夢譚 | Comments(0)

愛の証し


「命懸けであなたを愛しています」と男が告白した。
「それならここで証しを立ててごらん。」と女は冷たく言った
彼は躊躇うことなくその場で腹を切った。
男の苦しみ悶える姿を見ながら女が言った。
「お前の愛を信じてあげるよ。」
女は彼に優しく口付けをしてやった。


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by kikuryouran | 2015-10-15 03:01 | 男のharakiri | Comments(0)

やりなおす覚悟


「やり直してみないか?」と昔の男。
この男の身体には、私がつけた傷痕が幾つもある。
「もう浮気はしないと誓うよ。」
彼は私のお尻を触りながら言った。
「今度は本当に、あんたを殺ってしまうかもしれないよ。」
私は彼の玉をズボンの上から思いっきり握つてやった。


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by kikuryouran | 2015-10-14 03:00 | 平成夢譚 | Comments(0)

性の介護


その日の客は脳性麻痺の男性だった。
指でいかせようとすると、彼は挿入したいと訴えた。
不自由な身体の彼を、私は導いて自分の中に受け入れた。
彼は嬉しそうに、「生きていて良かった。」と感謝してくれた。
それは私にとっても感動的な経験だった。
それ以来、私は誇りをもって障害者の性介護ができるようになった。


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by kikuryouran | 2015-10-13 06:26 | 平成夢譚 | Comments(0)

暗い日曜日


「この歌を聞くと死にたくなるそうよ。」と私はスイッチを入れた。
気怠いシャンソンらしい曲が流れた。
「なんだか気味が悪いね。」と彼。
「この歌を次の演奏会で歌って欲しいの。」と私は彼にメモリーを渡した。
翌日、自殺した彼が発見された。
その現場では、私が貸した曲がリピートされていた。


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by kikuryouran | 2015-10-12 02:23 | 平成夢譚 | Comments(0)