愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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守り役の爺


「姫様にはお腹を召して頂きます。」
守り役の爺がこともなげに言った。
「そうか、わかった。」
姫も当然のように応えられて、理由を訊かなかった。
彼女は言われたままに従容と腹を切った。
姫の介錯をして、爺もまた切腹してお供をした。

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by kikuryouran | 2015-08-19 12:04 | 女腹切り情景 | Comments(0)

ボーイズラブの告白

放課後の校庭のベンチに私たちは座っていた。
お前を好きだと彼は恥ずかしそうに告白した。
私はどう返事していいのかわからずに、黙って下を向いていた。
夕闇がゆっくりと周囲を覆い始めて、俺を嫌いかと彼は呟くように訊いた。
ズボンの上から私が勃起しているのを確かめて、彼は唇を重ねてきた。
私は彼の腰に手をまわした。

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by kikuryouran | 2015-08-19 01:36 | 同性愛 | Comments(0)

密通の制裁


村の広場の真ん中に大きな銀杏の木がある。
ある朝、二人の男女が裸で首を吊って発見された。
風に揺れて二人の体は時々触れ合った。
「心中だな。」と村長が言った。
女はその村長の嫁、男はその家の使用人だった。
医者が適当な病名をつけて死亡診断書を書いた。

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by kikuryouran | 2015-08-18 01:26 | 心中情死 | Comments(0)

女陰の記憶

私は末期の癌で手術を受けることになった。
下腹部の器官を切り取られて、私は男と女のアレが出来ない身体になる。
そこには男たちの記憶が詰まっていた。
手術の前夜、行きずりの若者を誘った
彼は逞しく最高の身体をしていた。
最後のsexを夢で見ながら、私は記憶が詰まった女性器をえぐり取られた。

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by kikuryouran | 2015-08-17 13:23 | 平成夢譚 | Comments(0)

家畜の女


奴隷市場で売られる者は家畜と同じ扱いだった。
私は一人の少女を買って帰った。
昼は畑仕事、夜は男たちの欲情を処理させた。
日照りが続いて、雨乞いの生贄に私は彼女を供えた。
羊や豚の首の横に少女の首が並べられた。
祈祷が済むと生贄の肉がみんなにふるまわれた。

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by kikuryouran | 2015-08-17 01:05 | 生贄 | Comments(0)

日本占領


ある日、八ヶ所の海岸線から武装兵が侵入してきた。
数日経つと、日本中の主だった施設のほとんどが占領されていた。
政治家や指導者が次々と公開の場で処刑されいく。
某国の指導者が飛行場に降り立って、私たちは初めて彼らの正体を知った。
彼は日本人のすべてを奴隷にすると宣言した。
知識人とマスコミを使って、彼がこの国の平和呆けを操っていたことがやがて明らかになった。

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by kikuryouran | 2015-08-16 15:16 | 平成夢譚 | Comments(0)

友達以上の予感


山奥の薄暗い湯治場は私たち二人だけだった。
彼女はもう大人のような乳房をしていた。
私は「すごいね。」と言いながら柔らかいそれに触らせてもらった。
彼女は私の少年のような胸に触りながら「好きよ。」と呟いた。
私たちはしばらく見詰め合ってから、どちらからともなく唇を寄せた。
彼女が友達以上になる予感に、私の中で何かが弾けた。

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by kikuryouran | 2015-08-16 05:11 | 同性愛 | Comments(0)

殉国の民


敗戦で死に場所を失った人々は虚無感に襲われた。
陛下のお嘆きを、一命を捧げてお慰めしたいと一人の若者が言った。
ニュースで流れたその言葉に共感して、皇宮前の広場に人が集まってきた。
老若男女、彼らは陛下の側で死ねる幸せに浴した。
古式に倣い彼等は国の安寧を祈りながら切腹していった。
殉国の臣民たちに、陛下は慈愛の言葉を贈られた。

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by kikuryouran | 2015-08-15 14:27 | 平成夢譚 | Comments(0)

恋人たち

夕暮れの公園を、私たちは少し離れて歩いた。
私が腕を絡ませると、彼は身体を寄せてくる。
夕闇に包まれたベンチでキスをした。
互いの気持ちを確かめて歩き始めると、私はもう雲の上を歩いているようだった。
彼は私の肩を抱いた、私は彼の腰に手をまわした。
公園を出ると、愛し合うための場所に恋人たちは次々と吸い込まれていった。

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by kikuryouran | 2015-08-15 11:44 | 平成夢譚 | Comments(0)

或る軍人の遺文

開戦の責任は軍にあり、敗戦の責任もまた我ら軍人が負うべきものである。
自分はここに一命を以てその責任の一翼を担う。
身命を捧げて重責を全うするは軍人の本懐にして、喜びとするところ。
散り逝きし英霊と国民に対し、我が非才不明を詫びて潔く腹を割く。
国を窮地に陥れし罪は万死に値すれど、願いは国家悠久の安寧を祈る。
想いは断腸なれども、心清明として想い遺す事なし。

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by kikuryouran | 2015-08-14 01:45 | 男のharakiri | Comments(0)