愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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カテゴリ:生贄( 8 )

家畜の女


奴隷市場で売られる者は家畜と同じ扱いだった。
私は一人の少女を買って帰った。
昼は畑仕事、夜は男たちの欲情を処理させた。
日照りが続いて、雨乞いの生贄に私は彼女を供えた。
羊や豚の首の横に少女の首が並べられた。
祈祷が済むと生贄の肉がみんなにふるまわれた。

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by kikuryouran | 2015-08-17 01:05 | 生贄 | Comments(0)

人柱


人柱は普請奉行の妻、生きたまま箱に入れられ深い穴におろされた。
「息が続く限り、お城の安寧を祈り続けよ。」
それが夫の命令だった。
彼はそこに桜を植え、お城が完成するとそこで割腹してその役目を終えた。
城主は彼をその根元に葬り、その桜を夫婦桜と名付けた。
桜は二人の血を吸って成長し、毎年美しい花を咲かせた。

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by kikuryouran | 2015-07-30 10:30 | 生贄 | Comments(0)

雨乞いの生贄


山の湖畔にある社に、雨乞いのための生贄を捧げることになった。
生贄は神に仕える巫女の中から選ばれた。
「この身を神に捧げられるなら、嬉しゅうございます。」
選ばれた女はその役目を有難く受けた。
裸身で横たわる聖女を、現れた大蛇がひと呑みにして湖に消えた。
翌日の朝から雨が降り、毎年巫女の生贄を供える風習ができたという。

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by kikuryouran | 2015-07-29 00:44 | 生贄 | Comments(0)

自爆

美しい少女だった。
その胸は薄く、下草もまだ芽吹いてはいなかった。
その華奢な身体に爆薬が隙間なく巻かれた。
群衆の中で、祈りの言葉と共に彼女はボタンを押した。
頭部以外は木っ端微塵、血も肉もはらわたも撒き散らして神に召された。
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by kikuryouran | 2015-07-13 00:51 | 生贄 | Comments(0)

鎮魂の生贄

災害で多くの命が失われた。
亡くなった人たちの魂を慰めるために、王様は祭祀を命じられた。
「生贄を捧げねばならぬ。」
巫女の中から生贄が選ばれる。
それは最も高貴で名誉ある死であった。

王宮神殿の奥には祭壇が設けられ、その前には舞台が用意された。
生贄は王様と神官が見守る前で舞い、自らの手ではらわたを屠り奉納するのであった。
「ああ、なんと羨ましいお役目でしょう。」
誰もがうっとりとした目で祭壇に上がっていく巫女を見つめた。
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by kikuryouran | 2011-05-16 05:45 | 生贄 | Comments(0)

塔子切腹


白い布を部屋の中央に敷いた。短刀は護身と覚悟のために肌身に着けていたものだ。刃先を残して手ぬぐいで幾重にも巻いた。死に衣装は白腰布に白単衣のみ。裾乱れて見苦しかろうと、立派に切腹を遂げるために塔子は膝を縛らなかった。
彼女は神に身を捧げて国の安寧を祈り、国に殉じて切腹する。
神官の家に生まれて巫女として神に仕えた。国難に際してこの身に換えてと祈った。祈り瞑想している時に切腹する自分を夢に見て、それが神の御意志と直感した。腹切り身を捧げるのが自分の責務と思えた。迷いはなかった。遺書を書いてその意志を残した。

春浅き早朝、まだ二十歳にならぬ肌を一糸纏わず滝に打たせ身を清めた。形良い乳房、細い腰、むっちりと膨らんだ尻、しなやかに伸びた脚、漆黒のデルタ。十四で初潮を見て、今は完璧な女の肢体になっていた。美しさの頂点で神の元に召される幸せを感じた。その美しさのまま悠久の時を生きる予感に酔った。

逆手に握る刃が重く頼もしい。膝割り腰紐押し下げて前襟大きく寛げる。張り詰めた空気に包まれて瞑目し、切り割く腹を確かめるように何度も撫ぜ揉んだ。
もう外は明るさを増し、小鳥のさえずる声が聞こえる。それは祝福の調べと聞こえた。
刃先を迎えるように腹を押し出す。両手で握る刃に力を込めた。
「うむむむうううう・・・・。」
思わず呻く声が漏れた。激痛が襲う。整った顔が苦痛に歪んで長い髪が揺れた。

下腹を割くと腰から下は血に染まった。抜き出した刃を握ったまま膝に手を置いて彼女は崩れなかった。しばらく祈りの言葉を口ずさんだ。流れ出す血が意識を朦朧とさせていく。最後まで我が手で遂げなければならないと思った。逆立てた刃に胸を預ける。
「この身を捧げ・・・。」
前に屈むと刃先が乳房の谷間に沈んでいくのがわかった。それは甘美な痛みだった。膝が崩れて横たわる。背が悶え足がもがいて裾が乱れた。

身体中の血が流れ出していた。血の中でのたうつ自分がいた。肉体から力が抜けていく。静けさに包まれて彼女は横たわった。明るい光に吸い上げられていく。苦しみはなかった。成し遂げた喜びだけが魂を充たしていた。

発見されたのはもう午(ひる)に近かった。
「まだ息があるぞ。」
「胸を突いたが急所を外れたようだ。」
「しかし、これほどに血を流しては助かるまい。」
腹の傷は広いが浅い。胸の傷は深いが急所を外れていた。
「覚悟を思えば手当ては望むまい。」
その日の夕方、人々が見守る中で塔子は眠るように息をひきとった。誰もが彼女の死を悲しまなかった。その気高い想いと、見事に遂げた切腹に憧れさえ覚えた。

「美しい人だわ。」
血に濡れた着物を脱がせ、身体を拭きながら女がいった。
「満足そうだね。」
手伝いながら男が言う。
「こんな風に死にたいと思った時があったわ。」
彼女は傷を縫い血にまみれた身体を拭った。脚を開かせて股間を拭いた。
「濡れてる。生きているようだわ。」
「まだ温かい。きっと幸せな最期だったんだろう。」
男が指を差し込んで意味ありげに笑った。
清拭されて横たわる塔子は美しかった。腹と胸の傷は無惨に見えたが、彼女の想いをあらわしているように思えた。整った顔は満足気に微笑んでいるようだった。
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by kikuryouran | 2008-03-15 12:46 | 生贄 | Comments(0)

生贄の秘薬

遠い昔、まだ神が信じられていた頃、生贄になれば神の元で永遠の命を得られると信じられていた。或る国で王が神に生贄を捧げる誓いを立てた。国中から最も美しい女が選ばれ、彼女は喜んでその栄誉を受けた。
一人の若者が女の僕となって共に死ぬことを命ぜられた。それもまた名誉な役目であった。
「そなた達は、永遠に神の元でお仕えするであろう。」
王は重々しく言った。跪いて二人はありがたくその言葉を受けた。

宮殿の奥に祭壇が作られ、その前に大きな台が拵えられた。高貴な人々が見守る中を、二人はゆっくりと階段を登っていった。
台の上に待っていた神官は女を祝福してから言った。
「そなたの命を神に捧げて、この者もまたここで果てる。」
台の上には二人だけが残された。
女は着けていた衣を脱がされ、横たわり目を閉じた。白い肌は柔らかく乳房形良く、腰締まり尻の膨らみは大きい。両脚がしなやかに伸びて、股間の繁みは柔らかい春の草を思わせた。
男が傍らに跪いて口移しに芳醇な液体を女に飲ませる。それは気の昂ぶりを促し苦痛を和らげる秘薬であった。
「これよりあなた様と交わります。神と感応なされましょう。」
若者もまたすべてを脱いで女に重なった。若い筋肉は逞しく柔らかく、充分に硬度をもった男の徴(しるし)を女の指が確かめた。

男と女が結合して得られるエクスタシーは神との感応と彼らは考えていた。それは神に近付く道と思われた。極まりの中で命を断たれれば神の元へ行けると信じた。若者はその高みに導くのが役目だった。彼は愛技のすべてを学んでいた。

巧みな愛撫に女のすべてが開放されていった。秘薬の効き目もあって現身(うつしみ)が夢に入っていく。ゆっくりと彼が侵入してくるのがわかった。
女の脚が男の腰に絡みつく。陽根は奥まで貫き、濡れた女陰は温かく迎え入れた。肉体のすべてが結ばれるために機能していた。陰と陽が完全に結ばれて一つになった。美しい肉体が絡み合うそれは神の交接と思えた。
女が声を上げ続けた。身体を入れ替えながら幾つもの形で交わった。やがて女が一段と大きな叫びを上げて気を失った。
若者がナイフをとって女の股間を抉る。女はまだ若者の男根に貫かれていると思って歓喜の叫びを上げた。女陰は奥から抉り取られて皿に盛られた。秘薬の効果で女は苦しみを感じなかった。胸を裂くとまだ心臓が鼓動を続けている。
「神の元へ。」
彼が心臓を取り出すと彼女は動かなくなった。

「あの若者の手並みは見事だな。」
「ここまで仕込むのに数十人の女を死なせました。」
王様の側で神官が答えた。
「この後、自らの手で陰茎を切り取って祭壇に供え、華々しく自決するように命じております。」
「そのようなことができるのか。」
「あの秘薬を飲めば・・・。」
男は萎えず、傷ついても痛みを感じぬと彼は説明した。

若者は切り取った女の首を上段に置き、取り出した心臓と抉り取った陰部を祭壇に供えた。
ナイフを握って片膝立ちになる。股間から見事に屹立している自分の陰茎と陰嚢を切り取り女陰の横に供えた。周囲の縮れ毛と共に大きく切り取られた二つの性器はまだ息づいているように見えた。ヴァギナは淫水を吐き続けペニスは萎えなかった。

彼は満足そうな笑みを浮かべてゆっくりと腹を撫ぜた。左脇から臍の下辺りを大きく切った。筋肉の盛り上がった腹が割かれてはらわたが覗く。胸元から股間まで切り裂くと十字に腹が割れて臓腑のすべてが溢れ出た。さすがに苦痛に顔を歪める。
「神の元へ・・・。」
彼はまだ死ねなかった。自分の胸を切り開いて、痙攣しながらゆっくりと刃を心臓に食い込ませた。

「お気に召しましたか。」
「気に入った。毎年この日を生贄の日にする。」
「祭礼の日にするのでございますな。」
「形ばかりでは神をたばかることになる。美しい生贄を毎年用意せねばならぬ。」
「それは神もお喜びになりましょう。」
また多くの若者に死んでもらわねばならぬと神官は思った。美しい女と精強く逞しい若者をまた探さねばならぬ。若者を仕込むのに何十人何百人もの女に死んでもらわねばなるまい。
神官は祭壇の前に進んで、切り取った若者の首を供えた。その時、供えられていた男根が宙に大きな弧を描いて何度も白濁した精を吐いた。

           了
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by kikuryouran | 2008-03-06 10:49 | 生贄 | Comments(0)
「此の度の祭礼にはそなたが選ばれました。」
「有難くお受け致します。」
御使者の言葉に、碧い目の少年は喜びをあらわして答えた。
十五年に一度の大祭には少年の人身御供が供される。彼は前の大祭の年に生まれていた。

女王様の前に進み出て少年は恭(うやうや)しく礼をした。
「この身を捧げられる栄誉を賜りました。お礼申し上げます。」
「大役大儀です。」
優しい笑みを浮かべて女王様は答えられた。
「立ってその美しい姿を見せよ。」
数人の侍女が少年の衣服を脱がせた。
恥ずかしそうに陰部を手で隠して立つと、顔が赤らみ白磁のごとき肌が全身ピンクに染まった。
「恥ずかしがらずともよい。隠さず顔を上げよ。」
手を外して正面を向かされた。性器は金色の恥毛から垂れて、華奢な身体に男の逞しさを感じさせた。
「頼みましたよ。」
しばらく眺めて女王様が手を差し出すと、少年は跪いてその手に唇を付けた。

司祭も首を討つ剣士も若く美しい女だった。三人は祭壇までの長い階段を昇っていった。
少年はすべてを脱ぎ、司祭に見守られて両膝をついた。彼は勃起し、天に向かってその雄大な男性器を握った。
「祈りを捧げてお放ちなさい。私も共に祈りを捧げましょう。」
女剣士が後ろに立って剣を抜いた。
「大地にその種を降り注がせよ。」
女司祭が指を添えて祝福の祈りを捧げた。
彼の手がゆっくりとしごき始めて、やがて早くなる。苦しげにも至福の表情を浮かべ、少年は身体を強張らせて放った。その瞬間、剣が煌いて彼の首は血を噴きながら宙に舞った。

首のない身体は横たえられ、握られたままのペニスは萎えずに天を衝いた。肩口に置かれた首は美しく満足げに微笑んでいた。
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by kikuryouran | 2007-09-26 03:23 | 生贄 | Comments(0)