愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
プロフィールを見る

カテゴリ:平成夢譚( 111 )

刺した理由


彼を本当に愛しているのは私だし、彼も私を愛しているんです。
だから私は、あの人に会いに行きました。
話せば、きっと別れてくれると思ったんです。
私は一生懸命お願いしましたが、彼女は頑なに別れないと言ったんです。
私は仕方なく刺しました。
だから悪いのは私じゃなくてあの女なんです。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-25 04:12 | 平成夢譚 | Comments(0)

女王様の儀式


逞しい青年だった。
胸厚く腰引き締まり、濃い草むらから垂れたそれも申し分なく美しかった。
跪く彼の背中に、私は何度も鞭をあてた。
彼は、苦痛に顔を歪めて痛みに耐えた。
日に焼けた肌に幾筋も赤い筋が浮き上がっていく。
それは私が彼の御主人様になった儀式だった。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-24 00:14 | 平成夢譚 | Comments(0)

女の意地


家族だけのお葬式で、私は居場所のない落ち着かなさを感じていた。
『父があなたに遺言を残しました』と、故人の息子が封筒を前に置いた。
数年前まで愛人だった私にあてた遺書と、高額の小切手が入っていた。
私は手紙だけを受け取って席を立った。
喉から手が出るほど欲しいお金だったが、女の意地が受け取らせなかった。
金目当てと私を罵倒した女の前を、会釈だけで私は通り過ぎた。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-23 02:20 | 平成夢譚 | Comments(0)

敬老の日のプレゼント


「お義父さん、敬老の日のプレゼントは何がいいですか。」と息子の嫁
「久しぶりに生の女が抱きたいもんだ。」
「お年寄りに生は毒ですよ。」
「それじゃぁ火を通したやつでもいい。」と言ったら婆さんの位牌をもってきた。
「プレゼントよ。」と笑いながら彼女はオッパイを触らせてくれた。
「お返しじゃ。」と言いながら、わしはその谷間にお札を挟んでやった。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-22 14:43 | 平成夢譚 | Comments(0)

余命十日


痩せ衰えた妻の身体を拭きながら涙がこぼれた。
「こんなに醜くなった身体でも抱いてくれる?」と彼女が恥ずかしそうに言った
私も裸になって横たわり、互いの中心にしばらく手を置いた。
病気になってから夫婦のそれはしていなかった。
私は顔を見ながらゆっくり挿入していった。
彼女は懐かしい感触を確かめながら、「ありがとう。」と何度も嬉しそうに言った。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-22 01:09 | 平成夢譚 | Comments(0)

別れた男


別れて二十年余り、病室に入ると彼はベッドで眠っていた。
しばらく見ないうちに随分老けたわねと、顔を眺めていたら目を覚ました。
『他に頼める奴がいなくてな。』、弱々しい声だった。
余命数か月の宣告を受け、彼は後の始末を私に託したいと言った。
少しだが遺産もあると言われたが、私は断って部屋を出た。
若い頃の修羅場を思い出されて、なぜか涙が止まらなかった。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-21 02:39 | 平成夢譚 | Comments(0)

虫の知らせ


前の夜、珍しく亭主が誘ってきた。
「今夜は気がのらないの。」と私は断った
その翌日、彼が事故で亡くなった。
「虫が知らせたのかねぇ。」と私は遺体を前にしてつぶやいた。
もう随分なかったのにと思った。
「最期にさせてやればよかったわね。」と彼のあそこにそっと手を合わせた。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-20 00:27 | 平成夢譚 | Comments(0)

四十八手のうち


私を仰臥させて、彼女は背中を向けて白く大きな尻を落としてきた。
下ろし終わると、直立する私の先端は女の中心まで届いているのがわかる。
目の前の背中と尻がゆっくり揺れ始めた。
私は彼女の動きにすべてを委ね、女陰の襞の温もりに集中して目をつぶった。
噴き上げるマグマの予感で私の魂は震え、そして砕け散った。
目の前でまだ揺れている美しい肉球を、私は感謝を込めて優しく撫でた。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-17 00:08 | 平成夢譚 | Comments(21)

鞭のお仕置き


ピシリッ!と鞭が鳴った。
恐怖で私の全ての筋肉が強張り収縮した。
「お前を叱っているんじゃない、お前の身体に教えているんだ。」
ご主人様はそう言いながら私の背中を鞭で打った。
白い肌に赤い筋痕が何本も浮き出る。
そんなお仕置きを、なぜか待ち望むようになっていた。


[PR]
by kikuryouran | 2015-09-15 00:49 | 平成夢譚 | Comments(0)

修羅場の夢


「別れようか。」と彼が言った。
「別れたいの?」と私。
彼には家庭がある、いつかきっと修羅場になる。
怖れながらも、どこかで期待している自分がいた。
略奪するほどの男とは思っていなかった。
しかしその時、この男が私をどうするか見たい気がする。

[PR]
by kikuryouran | 2015-09-13 02:28 | 平成夢譚 | Comments(0)