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by kikuryouran
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2015年 07月 31日 ( 1 )

不義の始末


女は三十路、若者はまだ二十歳前だった。
この美しい若者が本気で自分に恋をしたとは、彼女はまだ信じられなかった
「あなたまで死ぬことはないのよ。」
その言葉は最後に彼を試したのかもしれない。
それでも彼は見事に腹を割き、立派に不義の始末をつけた。
女は男を見届けて、満足そうに自分も腹を切った。

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by kikuryouran | 2015-07-31 14:00 | 心中情死 | Comments(0)