愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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尻串刺し

娘を人質にさしだして同盟を結んでいた隣国が反旗を翻した。
「姫、そなたの命はいらぬそうな。」
「覚悟の上の人質じゃ。心のままにするがよい。」
「泣いて詫びるかと思えば、潔くも憎い物言い。尻串刺しにしてくれる。」
気丈な性質(たち)ながらまだ二十歳にもならぬ姫、さすがに顔を青ざめる。
「腹も切らせず串刺しとは情けを知らぬ仕置きぶり、武士(もののふ)の下にも置けぬ外道者奴。」
「我が肉槍にかかるを断った報いと知れ。」
「汝には過ぎた貞操(みさお)、槍にくれるが惜しくはない。」
言い放った顔は怒りに燃えた。

尻の谷間から細身の槍先を潜らせる。菊門を切り裂きはらわたを貫いて臓腑に至る。しごき回しながら絡みつき抗う肉を避けて、胃の腑から肺腑を貫き裂いてゆく。悶え苦しみは激しく、喉首を通って口元から刃先が突き出しても、急所を避けてまだ絶命には至らぬという。身体を貫かれながら苦しむ凄惨さは言語を絶する。

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城の奥庭に人質たちが集められ中央に姫が座らされた。死に衣装にも縛めはなく、扱いは丁寧であった。
「そなたの父は誓紙を出し、証しにそなたを差し出した。覚悟はあろう。」
「背いた上はどのようにお仕置き致されるともお恨みはございませぬ。」
「余の人質への見せしめもある、この場で尻串刺しにいたす。」
「ご存分にいたされよ。」
平然として姫が答える。脱がそうとして小者が着物に手をかけようとする。
「下がりゃ、手は借りぬ。」
自ら帯に手をかけて、肌着までも脱ぎ落とせば、白き雪の肌豊かな乳房、恥部を隠そうともせず潔く立った姿の美しさに、見守るものは皆息を呑んだ。

足を付けた太い丸太が運び込まれ、四つんばいに縛り付けられる。既に覚悟の様子で抗いもせず横たわる。黒き草叢の間から桃色の女陰が覗き、これから裂かれる菊花が尻の谷間に晒されている。人質達は我が身があの丸太に縛られる恐怖に震えた。男達はこれまで憧れていた美女のすべてを確かめ、股間が自然に猛るを知った。
「恥ずかしかろう、串刺してから磔柱に晒してやる。」
姫は唇を噛み恥ずかしさと恐怖に耐えていた。父を恨まなかった、死は人質になった時から覚悟していた。最期まで誇りを失わずに終わりたかった。名を汚してはならぬ。見苦しくも泣き叫ぶ姿だけは見せられぬと思った。
「姫、お覚悟。」
一人の武士が笑いながら目の前に細身の槍を差し出した。
「この槍が姫の操を頂戴いたす。」
鋭利に尖った先が非情に光る。菊の蕾がさすがに震える。
「果報な槍じゃ。味おうて入るがよいぞ。」
「気丈な姫じゃが、苦しゅうござるぞ。お泣きなされよ。叫べば苦しみが薄うなりましょう。恥ずかしくはござらぬ。」
「泣き叫ばせてみよ。妾(わらわ)は清和源氏の血を受けた者、見苦しゅうは死なぬ。」
驚く武士を睨みつけて目を瞑る。緊張に包まれて静かだった。彼女は決して叫ばぬと覚悟を決めた。神経が股間の一点に集中していた。

見守る者達の目は、美しく大きく張った尻の谷間に集中していた。
「姫、お覚悟。」
槍先がゆっくりと菊花の中心を裂いて侵入していく。真っ赤な血が滴り刃を伝った。
「うぐぐぐぅぅ・・・。」
身を捩って懸命に声を堪えた。失禁の尿が血を含んで噴き出し、女陰からも血が垂れた。それでも姫は叫ばなかった。細い刃は既に没して柄が入り始める。臓腑を裂いて腹の中程までも届いたのがわかった。
槍は急所を避けて進む。槍を使う者にはどの臓物を突き破ったか手応えでわかった。激しい苦痛に姫が悶えているのがわかる。これまでの者は狂ったように叫びながらすぐに気を失った。しかしこの姫は叫ばず槍を受け続けた。目の前の尻が血を噴きながら悶えていた。

喉元から刃先が口に突き出された。最後まで姫は叫ばず、しばらく痙攣して逝った。
しばらくは誰も口を開かなかった。
「お願いがござる。拙者、この姫に惚れ申した。」
その武士の願いは容れられた。
「佳い女であったな。」
お館様はそう言うと立ち上がった。
貫かれた姫は磔柱に縛り付けて晒され、その柱の根元で一人の武士が割腹して果てた。姫を刺し貫いた槍を使っていた武士だった。
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by kikuryouran | 2008-06-29 17:46 | 処刑 | Comments(0)