愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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恋心


どれほどの悲しみも、時が忘れさせてくれるとあなたは言った
いつか、あなたに会えたら
例外もあるってあなたに教えてあげるわ

あなたは私に色々なことを教えてくれた
愛することの不思議さと喜びと悦楽と
そして会えなくなった今、辛さと苦しさを教えてくれているのかしら

あなたは今何をしているの?
通り過ぎる男達もあなたを忘れさせてはくれない
彼らは私の体に染み付いたあなたの匂いを感じ取ってしまう

恋しいのです
ただあなたを恋しい
根っこにあるのは淫らな想いとわかっています

恋愛ドラマで泣けるのです
陳腐な一つ一つのせりふに涙が止まらない
あなたと別れるまではこんなことなかったのに

お酒に弱くなりました
泣いてからんでしまうのです
あなたと呑んでいた時は、あんなに可愛いお酒だったのに

眠りたくないのです
永久にあなたに逢えなくなる気がするから
いつかあなたと逢うためだけに、私は生きている

会いたい、触れたい、抱かれたい
たった一度でいいの
抱き締めてもう離さない

言わなかったけど、あなたの腋臭が好きでした
少し汗をかくと甘酸っぱい匂いがしたわ
胸に抱かれていつもそっと顔を近づけていた

今来て、すぐにあらわれて
私を抱いて下さい
私をこんなにした責任をとってよ!
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by kikuryouran | 2008-03-27 03:52 | 平成夢譚 | Comments(0)