愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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スクール水着の切腹 1

「美希、いよいよ明日ね、予選落ちでもしたら切腹ものだからね。」
「はい先輩、ベストタイムを出しますよ。」
美希は自信ありげに言った。
明日は高校水泳総体の地方予選がある。勝てば全国大会に出場できる。
プールから上がって二人は一緒にシャワー室に入った。
「先輩こそ頑張ってくださいね。オリッピックを目指してるんでしょ。」
「私も優勝できなかったら切腹ものね。」
レイコも自信ありそうな笑いを浮かべた。

美希は中学の頃から頭角を現し始めて、水泳では県下一のこの高校に進学した。その一年上にレイコがいた。彼女は中学の頃からもうオリンピックを噂された。
「あんたはいい身体をしてるわ。もう少し精神面を鍛えればもっと記録が出るのにね。」
並んでシャワーを浴びながら、レイコが言った。
背はレイコと変わらなかった。肩幅は広く腕も長い。尻は大きく張って筋肉質な太い脚が伸びている。水泳には理想的な体形だった。
「うらやましいほどの身体ね。」
「そんなに見ないで下さいよ。毛深いでしょ、恥ずかしいんだから。」
「そうね、少しお手入れした方がいいわね。私も濃いでしょ。スク水はいいんだけどハイレグの時は気をつけないとね。」
「手入れの仕方を教えて下さいよ。誰にも訊けなくて困ってたんですから。」
二人は互いの繁みを見て笑いあった。

練習の帰りにいつも入るファミレスがある。二人はサンドイッチのセットを頼んだ。
「私はいつも鋏で刈ってるわ。ハイレグの人は剃刀で全部剃るんだって。」
レイコが笑いながら言った。
「剃刀ですか。」
「全部剃ってしまうとみんなとお風呂に入れないわよ。それに、あそこを剃っている時の姿は人に見せられないわね。」
「そうですよねぇ。」
ソーダを飲みながら笑う美希は可愛かった。彼女を好きな男子は多い。レイコも人気では彼女に敵わなかった。
「今度一緒にお手入れしようか。」
「いやだぁ、先輩。」
美希が声を上げて笑った。
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by kikuryouran | 2007-10-23 03:27 | 平成夢譚 | Comments(0)