愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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フェロモン


野球部の部室には、男たちの饐えた臭いが充満していた。
「気を失いそうな酷い臭いね。」
私はその臭いの中で押し倒された。
あれは女を惹き寄せるフェロモンだった。
記憶に刷り込まれたあの悪臭が懐かしい。
あの臭いを嗅ぐ度に、私は青春を思い出す。


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by kikuryouran | 2015-11-07 01:43 | 平成夢譚 | Comments(0)