愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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優しい男


彼の高級車は景色のいい道を滑るように走った。
食事も美味しかったし、運転も上手だった。
カップルの車は、恋人たちの休憩所に次々と吸い込まれていく。
私が一度首を振っただけで、彼は通り過ぎた。
私は勝負下着で万全だったのに。
優しすぎる男も困ったものね。


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by kikuryouran | 2015-11-04 04:55 | 平成夢譚 | Comments(0)