愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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思い出の喫茶店


「別れたいと言い出したのはあなたの方からよ。」
女が立ち上がって出ていくのを、男は黙って見送った。
ちょうど一年前のこの喫茶店だった。
あの時も小気味よいジャズのリズムが店に流れていた。
彼はコーヒーをもう一杯頼んだ。
薄暗い店の隅に、懐かしい女が自分を見ているのに気が付いた。


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Commented by kirikiri2010 at 2015-10-29 23:42
あの時の歌。
「学生街の喫茶店」でしたか?
Commented by kikuryouran at 2015-10-30 05:25
> kirikiri2010さん
その歌というのは、明るい雰囲気の喫茶店ですよね。
街の盛り場にあった、ちょっと薄暗いジャズ喫茶の感じなんですが・・・。
最近は少ないですね。
Commented by kirikiri2010 at 2015-11-01 21:23
もう何年も昔、私が学生だった頃、「コレクター」と言うジャズ喫茶があった。
今もあるのかどうかわからないが・・・。当時、ひげ面のマスターに、粋がって「バーボンを」などと・・・。
あの時の常連だった親友も、何年か前に旅立ってしまった。男と女の友情なんて
無いと誰かが言っていたが、彼女とは最後の最後まで親友だった。
そんなことを、今思い出している。
ごめんなさい。変なコメントで。
Commented by kikuryouran at 2015-11-02 01:14
> kirikiri2010さん
徳島にあったジャズバーの「コレクター」のことでしょうか。
あそこなら数年前に閉店したそうですよ。

男と女の友情ですか・・・。
人の縁(えにし)とは不思議なものです。
いろんな色の糸がきっとあるのでしょう。
青春からの人生を共有できた友は、どんな形であっても貴重な存在です。
by kikuryouran | 2015-10-29 01:03 | 平成夢譚 | Comments(4)