愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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女王様の儀式


逞しい青年だった。
胸厚く腰引き締まり、濃い草むらから垂れたそれも申し分なく美しかった。
跪く彼の背中に、私は何度も鞭をあてた。
彼は、苦痛に顔を歪めて痛みに耐えた。
日に焼けた肌に幾筋も赤い筋が浮き上がっていく。
それは私が彼の御主人様になった儀式だった。


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by kikuryouran | 2015-09-24 00:14 | 平成夢譚 | Comments(0)