愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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懐かしい客


久しぶりに街中で逢った彼は、私がまだ若い頃のお客だった。
彼は「もう勃たなくなったよ。」と淋しそうに笑った。
私は商売抜きでラブホテルに誘った。
別れる時、彼は若返ったように見えた。
「また会ってくれるかな。」と彼は言った。
「次はきっと勃たせてあげるから、お客で来てよね。」と私は笑った。

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by kikuryouran | 2015-09-11 20:00 | 平成夢譚 | Comments(0)