愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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歩く


繁華街を抜けると、離れて歩いていた男が女の腕を取った。
女は嬉しそうに身体を寄せてくる。
二人の前に大きな月が昇りはじめた。
どこへ行くのか男は言わなかった。
女も訊かなかった。
二人は月に向かってただ歩き続けた。

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by kikuryouran | 2015-09-08 00:47 | 平成夢譚 | Comments(0)