愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
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懐かしい女(ひと)


男はあと数か月の余命宣告を受けた。
彼は一人で田舎町の駅で降り立った。
小さな町で、駅前で訊くと消息はすぐにわかった。
数年前に彼女はもう亡くなっていた。
懐かしい景色を見ながらしばらく歩いて、彼は満足した。
帰りの列車に乗る時、あの時のように彼女がそこにいるような気がして彼は振り向いた。

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Commented by kirikiri2010 at 2015-09-06 22:34
今はただ、腹することだけが自分のすべてだった。
あの日、確かに愛した女(ひと)に思いを伝えるには
そうするしかなかった。
今は、老いさらばえて、醜いしわ腹であるけれど、
一文字に切り裂いて、貴女に・・・。
Commented at 2015-09-06 22:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kikuryouran at 2015-09-07 02:23
kirikiriさん、コメントありがとうございます。
見ていただいていないと思っていました。
貴方にコメントを書いていただくと、ここが切腹サイトであったことを改めて思い出されます。(笑)
まだまだ、来訪者も少ないのですからコメントはご自由にどうぞ。
あまりに目に余るようなら、遠慮なく消させてもらいます。


by kikuryouran | 2015-09-06 00:33 | 平成夢譚 | Comments(3)