愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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男のお道具


女は外国で誘拐されて、言葉のわからない場所で身体を売らされていた。
一年程が経った頃、カタコトの日本語を話せる客がついて、助け出される。
日本に帰って来た彼女は、自分がもう日本の男を愛せないことに気がついた。
彼女はあの忌まわしい国に戻ってきた。
永住資格の申請をしてその理由を訊かれた。
「私の身体が日本の男のお道具ではもう満足出来なくなっていたの。」と彼女は笑った。

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by kikuryouran | 2015-08-20 01:57 | 平成夢譚 | Comments(0)