愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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恋人たち

夕暮れの公園を、私たちは少し離れて歩いた。
私が腕を絡ませると、彼は身体を寄せてくる。
夕闇に包まれたベンチでキスをした。
互いの気持ちを確かめて歩き始めると、私はもう雲の上を歩いているようだった。
彼は私の肩を抱いた、私は彼の腰に手をまわした。
公園を出ると、愛し合うための場所に恋人たちは次々と吸い込まれていった。

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by kikuryouran | 2015-08-15 11:44 | 平成夢譚 | Comments(0)