愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

ショートな妄想フィクションを書いています


by kikuryouran
プロフィールを見る

或る軍人の遺文

開戦の責任は軍にあり、敗戦の責任もまた我ら軍人が負うべきものである。
自分はここに一命を以てその責任の一翼を担う。
身命を捧げて重責を全うするは軍人の本懐にして、喜びとするところ。
散り逝きし英霊と国民に対し、我が非才不明を詫びて潔く腹を割く。
国を窮地に陥れし罪は万死に値すれど、願いは国家悠久の安寧を祈る。
想いは断腸なれども、心清明として想い遺す事なし。

[PR]
by kikuryouran | 2015-08-14 01:45 | 男のharakiri | Comments(0)