愛と死の妄想  feseppuku.exblog.jp

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by kikuryouran
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美しい死体

検死台に横たわっているのは、若く美しい女だった。
外傷はなく、面長で整った顔立ちに苦しんだ表情は見えなかった。
形良い乳房に腰は引き締まり、脚は少し開いて濃い叢を覗かせている。
腹部を切り開き女陰を調べ、彼女が自死であったことを確かめた。
「俺はこれほど美しい死体を見たことがない。」
検死官はうっとりとしばらく見とれていた。

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by kikuryouran | 2015-08-09 05:42 | 平成夢譚 | Comments(0)